夏の外壁は何℃?濃色と淡色の表面温度を実際に測定

2026.08.19

夏の外壁は何℃?濃色と淡色の表面温度を実際に測定

こんにちは!播磨屋塗匠です

夏の日差しを受けた外壁は、実際にはどのくらいの温度になるのでしょうか?

外壁塗装の色選びでは

「明るい色のほうが暑くなりにくい」「黒や濃いグレーは熱を持ちやすい」

と聞くことがあります

しかし、実際の外壁が何℃くらいになるのか、数字で見る機会はあまりありません

そこで今回は、屋外に置いた外壁材を赤外線温度計で測定してみました!

すると、濃色の外壁材と淡色の外壁材では約10.8℃の差がありました!

今回は、実際の測定結果をもとに、外壁の色と表面温度の関係や

夏の外壁塗装で知っておきたいポイント、遮熱塗料の考え方について詳しくご説明します🌞
アイコン目次

濃色の外壁は62.2℃を記録

今回の測定(気温34度晴れ、出雲支店駐車場日なたに3時間置いた場合)では、濃色の外壁材が62.2℃淡色の外壁材が51.4℃となりました
その差は約10.8℃です
写真をご覧いただくと、実際に赤外線温度計で外壁材の表面温度を測定している様子が分かります
濃色の外壁材では62.2℃を表示。一方、淡色の外壁材では51.4℃を表示しました
もちろん、この数字はすべての住宅にそのまま当てはまるものではありません
外壁材の種類表面の状態日射量測定する時間帯などによって表面温度は変わります
今回の測定も、特定の条件下で行った一例です
それでも、同じように屋外で日差しを受ける外壁材でも、
色によって表面温度に差が生じることを確認できる、興味深い結果となりました

「濃い色の外壁にしたいけれど、夏の暑さが気になる」という方にとっては、色だけでなく塗料の性能まで含めて考えることが大切です

なぜ外壁の温度はここまで上がるのか?

外壁が熱くなる大きな理由は、太陽から届く日射です
太陽光にはさまざまな波長の光が含まれており、外壁の表面で吸収されたエネルギーの一部が熱へ変わります
一般的には、黒や濃いグレー、濃紺などの濃色は太陽光を吸収しやすく、
白や淡いベージュ、淡いグレーなどの明るい色は光を反射しやすい傾向があります🌞
そのため、同じように日差しを受けた場合、濃色のほうが表面温度が高くなることがあります

今回の測定では、濃色が62.2℃、淡色が51.4℃でした
「10℃程度なら、それほど大きな違いではないのでは?」と思われるかもしれません
しかし、外壁の表面で10℃以上の差が生じているということは、色選びを考えるうえで無視できないポイントです🎨

ただし、ここで一つ注意しておきたいことがあります⚠️
外壁の表面温度が62.2℃だったからといって、室内の温度も62.2℃になるわけではありません
住宅には外壁材だけでなく、下地断熱材構造部分などがあり、
外から受けた熱がそのまま室内へ伝わるわけではないためです
また、室内の暑さは、屋根からの熱窓から入る日射断熱性能換気など、さまざまな要因によって決まります
そのため、「濃い色にしたら必ず家の中が暑くなる」と断定することもできません
外壁の色は、住宅の印象だけでなく、日射による表面温度にも関係する要素の一つです

さらに、島根県や鳥取県など山陰地方では、夏の強い日差しだけでなく
梅雨時期の長雨高い湿気、冬場の雪凍結、日本海沿岸では塩分を含んだ風など、外壁が一年を通してさまざまな環境にさらされます
外壁塗装では、見た目だけではなく、こうした地域の気候条件も含めて塗料を選ぶことが大切です

暑さが気になる場合の外壁塗装・塗料選び

では、夏の外壁の暑さが気になる場合、どのような選択肢があるのでしょうか?
大きく分けると、
「外壁の色を考える」
「遮熱性を持つ塗料を検討する」
「建物全体の状態を確認する」
という3つの視点があります

①外壁の色を工夫する

最も分かりやすいのが色選びです
白や淡いグレー、ベージュなどの明るい色は、一般的に濃色に比べて日射を反射しやすい傾向があります
一方、濃いグレーやブラック系は、落ち着いた高級感のある外観をつくりやすいという魅力があります
外観の好み、周囲の住宅との調和、汚れの見え方、塗料の性能などを合わせて考えることが重要です💡

②遮熱塗料を検討する

もう一つの選択肢が遮熱塗料です
遮熱塗料とは、太陽光に含まれる近赤外線などを反射することで、
塗膜の表面温度上昇を抑えることを目的とした塗料です
ただし、遮熱塗料を選べば住宅の室温が必ず大きく下がる、というものではありません
住宅の断熱性能窓の大きさ屋根の状態日当たりなどによって効果の感じ方は異なります
そのため、遮熱塗料は「暑さ対策の一つ」として考え、建物全体の条件を確認したうえで選ぶことが大切です

過去のブログで、「遮熱塗料」について詳しく解説しておりますので是非ご覧ください👀
遮熱塗料で快適な夏を過ごしませんか?

③外壁そのものの状態を確認する

実は、色や塗料を考える前に確認しておきたいのが外壁の状態です
ひび割れ塗膜の剥がれチョーキング(外壁を触ったときに粉が手につく現象)、
シーリングの劣化などがある場合、単純に色を塗り替えるだけでは十分ではありません
特にサイディング外壁では、目地部分のシーリングが劣化していることもあります
外壁塗装では、塗料選びと同じくらい「今の外壁がどのような状態なのか」を知ることが重要です

播磨屋塗匠の施工事例でも、住宅ごとに外壁材や劣化状態、仕上がりのイメージは異なります
「濃い色にしたいけれど、今の外壁に合うのか分からない」という場合は、カラーシミュレーションを活用して仕上がりを事前に確認する方法もあります🎨

外壁塗装のタイミングと色選びの目安

外壁塗装を検討するタイミングは、築年数だけで決めるものではありません
一般的には、新築から10年前後を一つの目安として考えますが、
使用されている外壁材塗料住宅の立地日当たり過去のメンテナンスによって状態は変わります
特に次のような症状があれば、一度専門家に確認してもらうと安心です🏠

①外壁を触ると白い粉がつく
②細かなひび割れが見られる
③塗膜が膨れたり剥がれたりしている
④シーリングにひび割れや隙間がある
⑤外壁にコケや藻が目立つ
⑥以前より色あせが気になる
⑦築年数が経過し、外壁の状態を確認していない

これらはすべて「すぐに塗装しなければならない」という意味ではありません
しかし、劣化の程度を専門家に確認してもらうきっかけになります!

過去のブログで、「外壁塗装のタイミング」について詳しく解説しておりますので是非ご覧ください👀
築10年の外壁、見た目が綺麗でも塗り替えは必要?

外壁塗装業者を選ぶときに確認したいこと

外壁塗装を依頼するとき、「どの会社に頼めばいいのか分からない」という悩みは少なくありません
特に訪問販売などで突然「今すぐ塗装したほうがいい」と言われると、不安になってしまうこともあります
そんなときこそ、その場で契約を急がず、建物の状態や見積もり内容を落ち着いて確認しましょう

信頼できる業者を選ぶポイントとしては、次のような点があります
・建物の状態を実際に確認しているか
・劣化状況を写真などで分かりやすく説明しているか
・使用する塗料や施工内容について説明があるか
・見積もりの項目が分かりやすいか
・メリットだけでなく注意点も説明しているか
・施工後の保証やアフターフォローについて説明があるか
・地域の施工実績が確認できるか

地元業者に依頼するメリットの一つは、その地域の気候や住宅事情を踏まえて相談できることです
松江市、出雲市、雲南市、安来市など島根県内でも立地条件は異なります
米子市を含む鳥取県でも、海に近い場所と内陸部では外壁が受ける環境負荷に違いがあります

播磨屋塗匠では、昭和25年の創業以来、山陰地方で外壁塗装・屋根塗装・防水工事に携わってきました
「塗装が必要なのかまだ分からない」という方は、
まず無料建物診断で現在の外壁の状態を確認してみるのも一つの方法です
まずは「今の外壁がどんな状態なのか」を知ることから始めてみてください!

外壁の色と暑さについてよくある質問

Q. 黒い外壁は本当に暑くなりますか?
一般的には、黒や濃い色は太陽光を吸収しやすく、淡色より表面温度が高くなる傾向があります
今回の測定でも濃色は62.2℃、淡色は51.4℃でした。ただし、室温への影響は断熱性能や窓、屋根などによって変わります

Q. 濃い色の外壁にすると家の中も暑くなりますか?
外壁表面の温度が高くなっても、室内が同じ温度になるわけではありません
住宅には断熱材や下地などがあるためです
ただし、日射による外壁への熱負荷は増える可能性があるため、
色だけでなく断熱性能や塗料の種類も含めて検討すると安心です!

Q. 白い外壁なら夏は涼しくなりますか?
明るい色は濃色に比べて太陽光を反射しやすい傾向があります
ただし、住宅の暑さは外壁だけで決まるものではありません
屋根、窓、断熱材、風通しなど複数の条件が関係するため、
「白にすれば必ず涼しい」と考えるのではなく、住宅全体で判断することが大切です

Q. 濃い色にしたい場合は、どうすればいいですか?
濃色のデザインが好みであれば、色をあきらめる必要はありません
塗料の遮熱性や外壁材との相性などを確認しながら選ぶ方法があります
また、カラーシミュレーションを使えば、濃色を含めた複数の仕上がりを比較しやすくなります🎨

Q. 外壁塗装は何年ごとにすればいいですか?
「何年経ったら必ず塗装」という決まりがあるわけではありません
塗料や外壁材、立地、施工状態によって劣化速度は異なります
築年数だけで判断せず、チョーキング、ひび割れ、剥がれ、シーリングの劣化などを確認することが重要です

まとめ

今回、屋外に置いた外壁材を実際に測定したところ、
濃色の外壁材は62.2℃、淡色の外壁材は51.4℃となり、約10.8℃の差が確認できました
今回の結果から覚えておきたいポイントは次の4つです
・濃色の外壁は、淡色に比べて表面温度が高くなる傾向がある
・外壁表面の温度と室内温度は同じではない
・色だけでなく、遮熱性や外壁材、住宅の断熱性能なども考えることが大切
・外壁塗装は築年数だけでなく、実際の劣化状態を確認して判断する

外壁塗装の色選びでは、「好きな色だから」という理由ももちろん大切です🏠

その一方で、山陰地方の気候や住宅の立地、外壁の状態、塗料の性能なども含めて考えることで、より納得できる選択につながります
「濃い色にしたいけれど、夏の暑さが気になる」という方も、色と塗料の組み合わせを専門家に相談してみると安心です!

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